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協会員サークル活動

  • 駄句だく会(9月)句会報

更新日2016年9月24日

月 日―― 平成28年 9月 20日(火)
出席者―― 鏡味健二郎・鏡味味千代・一矢・桂小南治・桂竹千代・桂南なん・雷門小助六・斎須祥子・山遊亭金太郎・山遊亭くま八・三遊亭遊かり・三遊亭遊吉・春風亭傳枝・昔昔亭桃之助・柳亭芝樂 (五十音順)
不在投句――桂夏丸・神田松鯉
句会場―― 上野広小路亭
兼 題――「秋簾」

比田 誠子 選
特 選
◎東大の栃の実拾ひお守りに  南なん
◎一葉の通ひし質屋花芙蓉 遊吉
◎草深く蟋蟀だけのカルテット 傳枝

佳 作
ぬかるみに木の実見つけて拾ひをり 竹千代
曇り空ワイフ見つけし毒きのこ 南なん
台風来参拝客の見当たらず 金太郎
菊坂に一葉訪ぬ秋簾 祥子
亡き人の面影ゆるる吾亦紅 遊かり
孤独死のアパートの窓秋簾 桃之助
閂に木の実一粒載せてあり 金太郎
湯上りを待ち構へたる蚊の名残 松鯉
切通し老舗の二階秋簾 遊吉
誠子待つ栃の実さへも耀きて 小南治
軒下に置いてきぼりの秋簾 一矢
路地裏の猫とたはむる秋簾 竹千代
秋簾一人暮しの淋しさに 小助六
残る蠅網戸を開けて放ちけり 松鯉
秋蝶や弥勒菩薩の長き指 金太郎
赤門の色より赤く彼岸花 桃之助
久々の通話嬉しき良夜かな 夏丸
望の月アカデミックな猫の顔 くま八
秋簾世間話を盗み聞き 夏丸
色あせぬ先師の言葉墓洗ふ 松鯉
プラタナス散り初む叡智の学び舎に 味千代
道場の掛け声秋霖斬り裂きて 味千代
信号機の長き間隔秋の雨 金太郎
色変えぬ松堂堂と麟祥院 遊吉
昼の虫お地蔵様の子守歌 小助六
野仏の草に埋もれて昼の虫 祥子
色変えぬ松凛と立つ雨の中 竹千代
雨の森鬱蒼としてちちろ鳴く  芝樂
剣道の稽古の声と虫のこゑ 竹千代
秋雨に干されしままの剣道着 祥子
ウインドーに昭和の笑顔七五三 遊かり

子規の忌を昨日に雨の無縁坂 誠子

*台風16号の接近とともに、朝から大雨に強風という最悪のお天気となりました。
しかし予定通り10時に湯島駅に集合した笑顔の面面は、小降りになった切通坂を一路東大目指して出発。途中、春日局御廟のある麟祥院へ立ち寄りました。本堂の前には色変えぬ松が堂堂と枝を張り、雨に打たれた萩が紅色の花びらを散らしていました。
東大構内の銀杏並木はまだ黄葉には早く、鬱蒼とした樹木に囲まれた三四郎池も雨に煙っていました。赤門を抜けて一葉ゆかりの菊坂まで、雨もいとわずよく歩きました。
(誠子 記)

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