芸協トピックス

協会員サークル活動

  • 駄句だく会(10月)句会報 

更新日2018年10月30日

月 日―― 平成30年 10月 26日(金)
出席者―― 鏡味味千代・桂小南・桂南なん・桂文治
神田松鯉・古今亭駒子・山遊亭くま八・三遊亭遊吉
春風亭傳枝・昔昔亭桃之助・福良 雀・柳亭芝樂(五十音順)
不在投句――桂夏丸・一矢・斎須祥子・山遊亭金太郎
句会場―― 上野広小路亭
兼 題――「新蕎麦」

比田 誠子 選

特 選
◎満天星(どうだん)紅葉(もみぢ)松鯉先生名調子 文治
◎魚籃坂団栗ひとつ転び来る 金太郎
◎菊の香や武士(もののふ)の意地語り継ぐ 金太郎
◎秋蝶と一緒に渡る歩道橋 松鯉

佳 作
まだゐるか容赦はせぬぞ残り蚊よ 傳枝
名幹事の快癒を願ふ秋句会 祥子
レコードのジャズの音漏れくる良夜かな 夏丸
江戸つ子の新蕎麦たぐる早さかな 金太郎
高輪に絶えぬ煙や鰯雲 桃之助
新蕎麦や一言交はす老夫婦 南なん
三日月の研ぎ澄ましたる旅の宿 松鯉
秋祭見知らぬ客と茶碗酒 南なん
色変へぬ松山門を覆ひをり 遊吉
しくじつてふと満月に語りかく 雀
薄紅葉首洗の井戸のぞきをり 桃之助
秋うらら早朝寄席に小学生 祥子
野分後堤防のひび測りをり 金太郎
刀買ひはしやぐ文治や秋簾 傳枝
新蕎麦も討入り蕎麦も泉岳寺 遊吉
時を経し義士の墓石や赤蜻蛉 傳枝
えいえいおー芒を揺らす泉岳寺 文治
湧水で新蕎麦ゆでるおらが里 一矢
新蕎麦をランチと決めてみちのくへ 祥子
新蕎麦や再会の友饒舌に 夏丸
坪庭の淡き光や薄紅葉 松鯉
溢れ蚊やさて自由なりあはれなり 駒子
新蕎麦や誠子と二人あずさ二号 小南
赤蜻蛉水面を尻でつつきをり 芝樂
ハロウィン百の南瓜の笑ひけり くま八
あどけなき主税の像やそぞろ寒 味千代
足踏み五十腕立て五十秋霖雨 南なん
星月夜蟇の踏みゆく葉音かな くま八

内蔵助の像へゆらりと秋の雲 誠子

*今回の吟行地は、桂文治さんのリクエストで高輪泉岳寺と決まりました。
しかし、計画を立てて呉れましたお世話役の金太郎さんが、病気療養のため参加できなくなってしまいました。

名幹事の快癒を願ふ秋句会 祥 子

そこでご案内役は、赤穂浪士の討入りを語るにはこの人しかいない、神田松鯉さんにお願いをしました。

満天星(どうだん)紅葉(もみぢ)松鯉先生名調子 文治
菊の香や武士(もののふ)の意地語り継ぐ 金太郎 

満天星(どうだん)を初め桜や楓など、紅葉の始まった泉岳寺境内で、煙の絶えない四十七士の墓に手を合わせ、爽やかな秋の空気を満喫した吟行でした。

(誠子 記)

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